三上ナナエ『仕事も人間関係もうまくいく 「気遣い」のキホン』・接客・販売業 のすけさんオススメ

おすすめ本 File 095
「20代の、頑張りすぎて「空回り」してしまう人たち」へ

のすけ

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<どんなことについてかかれた本ですか?>

仕事のみならず、普段の生活でも、必要とされるのが「気遣い」です。
この「気遣い」のコツを、キャビンアテンダント(CA)として働いていた著者が、当時の体験談を交えて教えてくれる本です。

<ご自身にとってこの本はどんな本ですか?>

「キミは、会社(組織)向きの人間じゃない。」

学生の頃、こんなことを言われたことがありました。
このとき、私の頭の中を駆け巡ったのは、
「どういうこと?」「なんで?」という疑問と、「私なりに、頑張っているのに…。」という悔しさでした。

それから約10年後、会社やプライベートで多くの方と一緒に活動する機会が増え、この疑問に少しずつ答えらしきものが見えてきました。
そのひとつが、「気遣い」ができていないことでした。

そして、どうすれば「気遣い」を身につけることができるのかと、ヒントを探しに本屋に行ったときに見つけたのが、この本です。

<20代の人たちへオススメする理由はなんですか?>

そもそも「気遣い」とは何でしょうか?

この本によると、「使」という字が「消費」を意味する一方で、「遣」という字に込められたように、『気遣いは「思い」がもとになっているもの』であり、『相手の気持ちを少し想像すること』なのだそうです。

学生時代に感じた悔しさ、そして、それからの私の行動を思い起こすと、次のようなことに気づきました。
・「負けたくない!」という気持ちから、誰よりも良い成果をひとりであげることに気をとられていた
・「私がいかに良い評価を得るか/悪い評価を得ないか?」という不安を根源とする、
 ひとりよがりな気の「使い方」だった

いつも目の前のことで精一杯で、私自身は気づけなかったのですが、こうした心理状態を周囲の皆さんは気づいていたのです。そして、ある方は、私への「気遣い」から、冒頭のようなことを指摘してもらえたのだとも気づきました。

さて、この本に収録された気遣いのコツは37個あります。
そのどれもが、とても小さいことながら、毎日の積み重ねや、一瞬のできごとで相手の印象を左右するほどに大きな要因になることばかりです。

今の職場(販売・接客業)では、少しずつですが取り入れることで、お客様だけでなく、職場の先輩からもお礼の言葉をかけていただくことも。もともと、良い職場に恵まれたということもありますが、とても働きやすく、充実した時間を過ごせるようになったような気がします。
一度にすべてを取り入れることが難しくても、ひとつずつ取り入れてみてはいかがでしょうか?

<最後に、若者たちへのエールを!>

「失礼のないようにしなきゃ!」と肩に力が入りすぎて、空回りしている人はいませんか?
「気遣い」って、難しいと思います。

この本にも触れられていますが、結局のところ、「気遣い」できているか否かは、相手が判断することで、自分では何ともしがたいところがあるのも事実です。
ですから、目の前にいる人(お客様や同僚、友人、家族など)に真摯に向き合うことを常に心がける。
これをただ愚直に心掛け続けることが、「気遣い」上手への一歩かもしれません。

のすけさんのプロフィール

のすけ
接客・販売業
30歳を過ぎて初めて会社に所属。 いろいろあったし、これからもいろいろあるだろうけど、
良いご縁に恵まれて、 充実した日々を送っています。
どんな形になるかはわかりませんが、いつか恩返しするためにも、これからも頑張って働きます!