堀 公俊・加藤 彰『ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法 』・会社員 ヤマダエル子

おすすめ本 File 098
「20代の、会議がつまらなくて仕方のない人」へ

ヤマダ エル子

098fgみなさん会議って好きですか?

若手の皆さんだと、意見をいったらいいやら悪いやらわからなかったり、どう伝えたらよいかわからないという人も多いかもしれませんね。

また、話しを聴くばかりになってしまってつまらない、ねむたくなる、議論をする意味がわからない、議論がどう進んでいるのかわからない……なんていう悩みもあるかもしれません。

私の場合、毎週営業部で定例会議があるのですが……それがつまらなくてつまらなくて仕方ない時期がありました。

一番イヤだったのは、議論が毎週同じところをグルグルしている気がしていたこと。
会議なんて意味ないじゃん!って思っていました。
なのに下っ端の私は会議のまとめをつくる係だったのです。

意味がない……っておもっていることをまとめるつらさ!
まあそれでも形式的にまとめの書類を提出していましたが、それこそ本当に意味がないなあと会議が更に嫌いになり、でも上司や先輩に「こんな会議意味があるんですか?」なんて言えないし…。まあ会社なんてこんなものかなっておもっていました。

と、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するこの本は会社の会議に限らず、人と議論をするときに非常に便利なスキルを身に付けることができる本「ファシリテーション・グラフィック」。副題のとおり「議論を見える化」する技法について書かれた本です。

ファシリテーションとは…(上手く説明できないのでwikipediaさんを引用しますが)

ファシリテーション(英: Facilitation)は、会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。

のこと。そんなファシリテーションを「グラフィック」によって行う……というと余計に難しいかもしれませんが(笑)。要するに「板書」によって会議を上手く進めましょう!ということです。

分かりやすく「板書」という言葉をつかいましたが、箇条書きにしたり、イラスト風にしたり、マインドマップ風にしたり、メモを貼り出したり、それをみんなでグループ分けしたり……「板書」という言葉を超えた方法が沢山あります。

ただ言葉を投げかけあっているだけだったり、ただ文章で議論を要約しているだけでは見えてこないことが見えてきたり、新しいアイデアが浮かんできたり、同じ議論を繰り返すことを避けたり、効果のほうもこれまた沢山あるんですよ。

ああ会議つまらないな、はやくおわらないかな、そんな気持ちよーくわかります。
でも少しでも会議を楽しくしたり、良いものにしたり、そんなことだって少しずつ続けて行けばいつかはあなたの大きな武器に成長するかもしれません。

まとめを書いたり、議論を進めたりするのは苦手というひとほど実につけて欲しいこの技術。
そして板書をしている間は寝れませんから、会議でいつも眠くなる人にもおすすめですよ(笑)。

そうそう、板書を買って出るなんて恥ずかしい……という方にお薦めなのは「今、ファシリテーショングラフィックというものを勉強しているところです。まだまだなのですが、もっとスキルを向上させて会議にも役立てていきたいので、私に板書をさせてもらえませんか?」と先輩や上司にはっきりと宣言してしまうこと。

勉強中ということを最初にアピールすれば、上手にできないかも!なんていう緊張も少しはやわらぎますからね。

私の場合はまず最初に、提出する報告書からグラフィック化しました。
その時にも「今こういったことを勉強しているので報告書もいつもと変えてみました」と上司に伝えました。

お堅い会社や部署もあるかもしれませんが、何かスキルを身に付けよう勉強していることをアピールする若者には、みなさんそれほど文句も言えないのではないでしょうか(笑)。

少し地味に感じるスキルかもしれませんが、使える場面はいっぱいありますし、なによりとてもたのしいですよ。一度ぜひ読んでみて下さいね。

 

ヤマダエル子のプロフィール

だけどまだ「会議が好き!」とは言えません(笑)。
ひととひとが集まって何かを話しあうってエキサイティングですがやっぱりとても難しい。
難しいからこそ大切にしていきたいなとおもっています。