コンデナスト・ジャパン『WIRED』・the design labo inc. Director 中上俊介さんオススメ

おすすめ本 File 084
「20代のみんなの好奇心」へ

中上俊介

084学生にも新卒にも30歳手前のそこそこポジションの人にも転職活動中の人にも、誰にでも読んで欲しい雑誌です。

世界は広い。世界では様々なイノベーションが次々と毎日のように起こっています。
島国日本はとかく自国にばかり目が行きがちですが、日本にばかりに目を向けていてはこの先息苦しくなっていく一方でしょう。
かといって、豊かな文化教育を置き去りにされてきた日本の若者たちに、経済や哲学、政治や歴史まで日本と世界を並列に考察できるほどの知識や経験を求めるのはなかなか難しいです。それこそ個々の経験値は家庭環境や恩師次第といったところではないでしょうか。

今回紹介するWIREDという雑誌は、世界中の面白く興味深いテクノロジーやカルチャーを毎号テーマをもって紹介してくれる雑誌です。
アメリカを筆頭に各国で出版されていて、日本でも翻訳版と独自記事とを合わせて編集されたものが3ヶ月に1回のペースで出版されています。
また、ほぼ毎日のようにWEBコンテンツが更新されています。英語読める方は是非英米版を。

例えばイギリスの17歳の高校生が開発したWEBサービスがアメリカのYahooに3000万ドルで買収された。http://wired.jp/2013/03/26/yahoo-buys-summly/
なんていう話しも記憶に新しいかと思いますが、そういうことが普通に有り得る話だということを認識しておくだけで人生は変わります。日本でも実際に起こっていることです。

何も起業しろとか海外行けとかそういうことを言うつもりはありません。無知であるがゆえに自分で自分の選択肢をせばめるのはもったいない。ただそれだけのことです。

このWIREDだけでもいろんなことが知れるので、移動中の暇つぶしや行き詰まったときの息抜き、知識欲へのクイックなレスポンス、ぼんやりとした夢の具体化や欲しい書籍にたどり着くための足がかりになり、潜在的な興味を顕在化してくれるいい雑誌だと思います。

知識だけをひけらかしても意味がありませんが、膨大な知識は経験をもって初めて繋がり、ひとたび繋がり始めるといきなり爆発的に効果が広がります。
知識なんて意味がないから身体(現場)とセンスだ!なんていうバカな大人がたまに居ますが、センスは知識と経験からしか磨けません。
知識は溜めまくってください。知っていることで先に進める状況がこれから先何度も訪れると思います。

日経新聞の記事タイトルだけザッピングして、雑誌をパラパラめくり、書籍の目次をチェックして、興味のあるものだけ読む。これでだいぶ世の中の見え方が変わると思います。

長くなりましたが、なんとなく見たことがあるし聞いたことがあるという事柄もたくさん溜まればこの先必ず活きてくるので今回はあえて雑誌を紹介しました。

中上俊介さんのプロフィール

中上俊介 
the design labo inc. Director
建築設計事務所修行、フリーランスを経て、the design labo inc.設立に参画。一級建築士として建築部門を支えるかたわらプロダクトデザインとバックオフィス業務を中心にサポート。
プロダクトではこういったものをつくっています。
http://www.dezeen.com/2014/04/04/h220430-to-launch-balloon-chair-at-ventura-lambrate-on-tuesday/