嫌なことノート普及委員会『書くだけで人生が変わる 嫌なことノート』・印刷会社勤務 おでんちゃんさんオススメ

おすすめ本 File 077
「20代の ついつい嫌なことばかりに目がいってしまう(普通の)人たち」へ

 

おでんちゃん

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<どんなことについてかかれた本ですか?>

「嫌なこと」に隠されている仕事力を上げるヒントを見つけ出し、「嫌なこと」をきっかけに人生を変えよう!という本です。

<ご自身にとってこの本はどんな本ですか?>

会社の同僚が「私、嫌なことノートつけてるんだ…」なんて言ったらあなたはどうおもいますか?

「わあ…暗いやつだなあ…」
「嫌なヤツの悪口でいっぱいのノートなんだ…」
「嫌なことばかり考えてないでいいことを考えなくちゃダメだよ…」

そうですよねえ…どれも…私だってそう思ってしまったかもしれません。
この本を本屋さんで見つけたときパッと飛びこんできた「嫌なこと」の文字。

「普通こういった『仕事力を上げよう!』みたいな本って良いこと探しをさせるのが定番なんじゃないの…?なんかすごくネガティブな本だなあ…』

そう思って手にしました。ぱらぱらと中を見て見ると、仕事が出来ると人と出来ないひととでは嫌なことに対する「捉え方が180度違うのです」(p.9)…と。

なるほど、嫌なことをただ嫌だ嫌だとおもっていても何もかわらない。
嫌なことがどうして嫌なのか、嫌なことはどうしたらなくせるのか、避けられるのか、変えられるのか…それを考える為の本だとわかりました。つまり、嫌なことのことばかりを考えるネガティブな本ではなく、嫌なこととしっかり向きあうという意味でのとてもポジティブな本だったのです。

<20代の人たちへオススメする理由はなんですか?>

もともと「よかった探し」が苦手な私は、「嫌なことならたくさんあるぞ…」と思ってこの本を買いました。

例えば、「誰にだって良いことはある」そういわれたら反論できません。だから自分の良かったところを探そうとします。いいところってどこかなあ…なんとかひねりだしてみるのですがピンとこないというか…ひねり出した感が強過ぎて、自分で自分のここが良いんだと思い込もうとしているみたい…といつも抵抗がありました。

「今日一日のよかったことを探そう」そういわれて探しては見るのですが「あんパンがおいしかった」とか…なんだただの食いしん坊か…。まあ、今日の悪かったことを思いだすよりいいか…。そんな感じでした。

悪いところっていうのは、自分のことでも、そして人のことでも目に付きやすく心に残りやすいものではないでしょうか?

今日のよかったこと3つ探すのにうんうん唸って結局「あんパン」しか出てこない私でも。「きょうあった嫌なこと」ならスグでてきます。ただ、これまではそんな嫌なことをなんとなくぼんやり思い浮かべて嫌な気分になっていただけ。この本のように「書くことでいったん自分の手から離す」ということをしていませんでしたからね(p.33)

「いったん自分の手から離す」ことはとても大事だと気付きました。

「『最近、営業成績が好調な同僚から上から目線で離された』
そのときは、『なんだ、こいつ』と思ったけれども、ノートに書き出してみると『まあ、いままでの彼は営業成績が悪かったからたまにはいいか。そんなことでイライラしてる自分が小さいな」と、同僚の言動を気にしないでいられたり、許せるようになるのです」(p.37)

「いったん自分の手から離す」ことをしたからこそ、「なんでもないことだな」と思えるし、客観的に改善ポイントが思い浮かぶというわけです。

そうそう、嫌なことノートを書くのに大切な注意点が1つ。

「『嫌なこと』をノートに書く際には、絶対に感情を書き込まないで、事実のみを書くということです。『嫌なことノート』には必ず事実のみを書いて下さい」(p.37)

先の例のように「最近、営業成績が好調な同僚から上から目線で離された」と事実だけをかくということですね。これにつづいて、「大体普段は営業成績が大したことないくせになんだ生意気だ許せない。そもそもあいつは入社のころから気にくわないヤツだった云々…とやってしまってはネガティブにのみこまれてしまいますものね。

<最後に、若者たちへのエールを!>

そりゃ、毎日元気でポジティブ全開で生きられたら(それはそれで疲れそうだけど)楽しいかもしれません。でも嫌なことって「絶対に」起きますよね。今日は特に嫌なことがなかったとしても、明日か明後日か明明後日か、その大きさはわかりませんが、嫌なことは必ず起きます。
私は今朝、洗い立てのTシャツにジャムをこぼしました。

嫌なことはあって当然。嫌だなあと思うことがあっても当然です。

「実は、脳は、もともとネガティブ思考なのです。人間は、平均すると1日に5〜6万回施行し、そのうちの7割がネガティブなことを考えていると言われています」(p.37)

なーんだ、だったら、ネガティブな私って別に普通だ。そう気付くだけでもよいと思います。その先にもう少し元気がでたら、「どうせ嫌なことがあるなら、それを踏み台にしてちょっと素敵な自分になっちゃおうかしら…」そう思えたら、ぜひこの本を読んでみて下さいね。

 

印刷会社勤務 おでんちゃん さんのプロフィール

好きなおでんの具は大根。
仕事には情熱が必要ですが、あまりどっぷりつかりすぎないように気をつけています。
仕事は人生の中の大切な要素ではありますが、人生のすべてではありません☆