アストリッド・リンドグレーン『長くつ下のピッピ』・会社員 U・Yさんオススメ

おすすめ本 File 067「20代の元気になりたい人たち」へ

会社員 U・Yさん

067nagaこの本は私が小さいころに大好きで元気をいっぱいもらった本です。
今、元気がでないなぁ・・・と思っている20代の方にぜひおススメいたします。

この本は私が小さいころに「こんな子になりたいなぁ」「こんな子が友達にいたら毎日楽しいのになぁ」とあこがれた女の子のお話です。
その女の子の名前は”ピッピ・ナガクツシタ”ー世界一強い女の子です。

世界一強い女の子ピッピのとびきりゆかいな物語。となりの家に住むトミーとアンニカは、ごたごた荘でサルと一緒に自由気ままに暮らしているピッピがうらやましくてなりません。ピッピの天真らんまんな活躍ぶりを描きます。(岩波少年文庫)

小さいころにこの物語を読んでもらった時、最初はピッピになりたいと思いました。
おかあさんもおとうさんも居なくて、誰にも何も注意されない生活をとても羨ましく感じました。
左右の脚の靴下の色が違っていても、枕に脚を乗せて寝ても怒られない、好きなときに好きなことをする・・・。真似をして母に叱られたこともしばしばありました。
いつでも自分の行動に自信を持っていて、自分で考えて行動するピッピはすごくピカピカに見えていました。「こんな風に変わった、誰とも違う子になりたいなぁ・・・」

ですが、いつしか私はピッピではなくトミーとアンニカになりたいと思いだしました。
考えても見てください。
下に書いたような女の子が隣に住んでいたら、なんて楽しいだろうと・・・

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真っ赤な髪の毛を、ぎゅうぎゅうの三つ編みにして、見たこともないくらいそばかすだらけ、
膝の上まである長いくつ下は左右が違う、履いてる靴はサイズの2倍くらいの代物。
子ザルと一緒に暮らしていて、お母さんは天使で、お父さんは黒ん坊の王様。
その上、ピッピは馬をヒョイって持ち上げられるくらいの力持ちで、トランクいっぱいの金貨を持ってる。

ピッピのやることは、すべてが傍からみたら破天荒。
床いったいに敷きつめることができるほどのクッキーを作ったり、
弱い者いじめをする男の子たちをひとりひとり放り投げたり、
馬に乗って学校に行ったり、木の上でコーヒータイムをしたり、
警察のおじさんたちと鬼ごっこをしたり…。
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隣りの二人になって、一緒に行動し少しだけ”良い子”から外れて”自由”になる。そんな物語に入り込み、楽しくわくわくしていました。
自分はこんな特別な女の子にはなれないって少し寂しく思いながらも、元気をもらっていました。

こんな、破天荒な行動は現実では無理ですよね。でも物語の中なら一緒に挑戦できます。

今、少し疲れてるなぁって思っているなら、チャレンジする事に尻込みをしているなら、ぜひ読んでみてください。
少し元気を取り戻せるのではないでしょうか。

会社員 U・Yさんのプロフィール

平成元年に社会人の仲間入りをし、早いもので四半世紀を過ごしてしまいました。
頑張り過ぎずに余裕を持った遊び心のある大人でいたいものです。