サン=テグジュペリ『星の王子さま』・会社員・準星空案内人 安藤理恵さんオススメ

おすすめ本 File 066
「20代のコミュニケーションを上手くとりたいと感じている人たち」へ

安藤理恵

066hoshi2 066hoshi1 とても有名で、多くの方が翻訳に携わり、様々なアプローチで解説がされているこの本を、こうした場で紹介させていただくことに恐縮しつつも、20代のみなさんにぜひとも「ゆったりとした気持ち」で読んでいただけたらと思い、ご紹介いたします。  

 飛行機が砂漠に不時着した主人公「僕」と、そこで出会った王子さま。
始めは、王子さまとの会話をとおして、「僕」はこの王子さまが他の星からやってきたことを知る。
始めは、王子さまが一方的に質問やお願いをする様子にイライラする「僕」。
しかし、時間が経つにつれ、王子さまの過去を知り、想いを理解し、徐々になくてはならない存在になっていく…。  みなさん、過去にとったコミュニケーションの様子や気持ちを思い出してみてください。

 みなさんも、「僕」や王子さまと同じような経験をしたこと、気持ちになったことはありませんか?

 私は、「僕」のような経験や気持ちになったこともあれば、王子さまのような経験や気持ちになったこともあります。
 なかなか上手くお互いを理解できず、ついイライラをぶつけてしまったり、距離感をつかむことができずに悩んだり、大切な人なのに心を閉ざしてしまったり…。  

 みなさんも同じような経験はありませんか?  

 コミュニケーションには、言葉を用いて情報のやりとりを行う「バーバル・コミュニケーション」、それ以外の方法、つまり、表情や態度で情報のやりとりを行う「ノンバーバル・コミュニケーション」に分類できるといわれています。 この双方のコミュニケーションを駆使して、私たちは自分の気持ちに気づき、受け入れ、表現をし、相手を思いやり、理解する。その必要性に気づき、実行することで、初めて、良好な人間関係を築くためのスタートラインに立てるのだと感じます。 そのことを、「僕」と王子さまとのやりとりをとおして、気づくことができました。

 みなさんも、「僕」と王子さまとのやりとりをとおして、良好な人間関係を築くためのヒントを見つけてみてはいかがでしょう?   

 ちなみに、こちらで挙げさせていただいた以外にも、多くの方が翻訳をされています。訳者によって、感じる微妙なニュアンスが異なるので、ぜひともみなさんの感性にあった訳者のものをみつけてみてください。

 

安藤理恵さんのプロフィール0213ando

安藤理恵
会社員・準星空案内人
地元天文台にて、星空案内人養成講座を受講。「準星空案内人」の認定を受ける。
現在、仕事の傍ら、養成講座の卒業生を中心とした、星空案内のボランティア団体の会長を務める。