安藤祐介『営業零課 接待班』・派遣社員 ちはるさんおススメ

おすすめ本 File 062 「20代の働くことに悩んでいる人たち」へ

派遣社員 ちはる

062eigyouこんな人におススメです
今、就職や転職、もしくは“仕事辞めちゃおうかな”って考えている人に読んで欲しい本です。
また、転職で「営業職」は絶対イヤだ!と思っている人にもおススメです。

私は以前 「営業」=ノルマ で絶対に楽しいはずがない!と思っていました。
でもやってみたら案外おもしろかったんですよね。 いろいろな業界の方からお話が聞けて、知らない知識も増えて。 もちろん成績が付いてまわるので、毎月月末に白紙になる売上グラフに恐怖を覚えたことも胃が痛くなったこともあります。先月は上手くいったのに今月は・・・とかね。 そんな時は「私は営業に絶対向いていない」と落ち込んだものです。
そうこの本の主人公「マジオ」こと真島君のように。

この本は  

苦手な営業に異動になり、ついにリストラ勧告まで受けた「マジオ」こと真島等は、接待専門の「営業零課」で再起を図ることに。落ちこぼれ社会人のマジオと仲間たちは修羅場を乗り越え、年間売り上げ50億という無謀な目標を達成できるのか?!涙も笑いも挫折も成功も「働くこと」のすべてが詰まった感動の営業小説(講談社)です。

積極的脱力思考
この中で私が最も“そうだよなぁ”って思って参考にしたのは「積極的脱力思考」。
自分と他者との意識認識の差に気づき、いい意味で“他者は自分のことをそれほど気にかけていないのだ”と自覚して、過大・過小評価を自分自身に勝手にしないこと。
人の目を気にし過ぎたり、勝手に相手の思いを先読みし過ぎないように訓練することの必要性でした。
自分の思考の癖は簡単には治せない、けれど訓練すれば徐々に“楽な方向へ変化する”ということを再確認しずいぶん気が楽になりました。

「働くこと」がすべて詰まった本
「すべてが詰まっている」は少しおおげさかもしれませんが、「働くってこういうことかも」ということを感じとることはできます。自分のためだけでなく、周りの人たちのために働くのも良いものだなと気づくこともできます。自分にとって「働く」って何だろう?と改めて考える時間を持てました。
今の企業は薄れているけど会社内での“非形式的組織”も大切だなぁとも感じました。
営業零課の課訓も“なるほどなぁ”と思えるものばかりです。

小説だから・・・
小説みたいに上手くはいかない!とわかっていても、ついつい“頑張れ!最後まで粘れ!”と応援したくなります。 ここに出てくるような環境・仲間・上司は居ないかもしれません。でも自分がこんな仲間や上司になっていくことは出来ると思います。私は成りたいなと思いました。その為にどうしたらよいかのヒントをもらったような気がします。

20代の若者へ
「働くこと」って楽しいことばかりではないですよね。辛いことの方が多いかもしれません。今まで壁にぶつかったら回れ右していた人は、一度そこで踏ん張ってみてみませんか?思ったより壁は低いかもしれませんよ。それを繰り返したらきっとマジオ君のように自分の得意分野・職場での役割が見えてくるのではないでしょうか?

派遣社員 ちはる さんのプロフィール

ちはる
派遣社員
今はライスワークの最中です。いつかはやりたいこと(まだ模索中)をしっかりライフワークにしたいと思ってます。