森山晋平『夜空と星の物語』・会社員・準星空案内人 安藤理恵さんオススメ

おすすめ本 File 057
「20代の毎日がつらいと思っている人たち」へ

安藤理恵

057yozora<どんなことについてかかれた本ですか?>
星景写真(夜空とともに、地上の風景も写し撮ったもの)と一緒に、撮影された夜空に浮かぶ星や星座などにまつわる物語(神話)を紹介した本です。

美しい写真の数々は、まさに圧巻です。
そして、その写真に添えられた文は、物語を通して“愛とは何か?”“覚悟とは何か?”といったことを私たちに語りかけてくれます。

<ご自身にとってこの本はどんな本ですか?>
20代の頃、「もうやめたいな…つらいな…」という思いを抱いた帰り道、
ふと空を見上げるとキラキラ光り輝く星々。
それを見た瞬間、自分の悩みが何だかちっぽけに思えて、
「自分は大丈夫!」
と元気が出たことを、この本に収録された美しい写真の数々が思い出させてくれます。
そして、どうしても涙が止まらなくなったとき・つらいという思いから抜け出せなくなりそうなとき、
この本に書かれた物語やこの物語を紹介した文の数々は、今も私を元気づけてくれます。
この本は、私にとって、初心に帰ることができる栄養剤のような本です。

<20代の毎日がつらいと思っている人たちへオススメする理由はなんですか?>
夜空に浮かぶ星や星座などにまつわる物語は、悲しい物語・つらい物語だったりします。
それでも、その物語がつむぐ事実を受け取る、読み手の「認識」を変えるだけで、その物語は英雄譚になり、愛の物語に変わったりすることを、この本は教えてくれました。
このことは、今を生きる、自分自身の「認識」次第で、人生が楽しく感じたり、つらく感じたりすることに通じるのではないかと思います。 また、美しい写真と一緒に添えられた物語の紹介文は、それほど長くはありません。「文章を読むのが苦手だな」とか「読む時間がない!」という方、そして、そうでない方も、気軽に読んでいただけるのではないか?と思ったこともオススメの理由です。

<最後に、若者たちへのエールを!>
何か問題に悩まされたときやどうしても根をつめてしまいがちなとき、自分を解き放ってあげることや、見方を変えてあげることも、現状を打破するためのひとつの方法ではないでしょうか?

安藤理恵さんのプロフィール

安藤理恵
会社員・準星空案内人
地元天文台にて、星空案内人養成講座を受講。「準星空案内人」の認定を受ける。
現在、仕事の傍ら、養成講座の卒業生を中心とした、星空案内のボランティア団体の会長を務める。