森 絵都:文、荒井 良二:絵『あいうえおちゃん』・ 雑貨店・flamant(フラマン)オーナー高橋 純子さんオススメ

おすすめ本 File 038
「20代の、何かに悩んで、疲れている人たち」へ

高橋 純子

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<頭をからっぽにして、この絵本を開いてみてください>
難しいことは、一切なし。    
時々、ぷぷっと笑える、リズミカルな言葉遊びの絵本です。  
五十音順に「あ」から、小気味良いリズムで、ユニークな言葉が紡ぎだされます。

「あきすに あったら あきらめな」  「いんどに いったら いんどかれー」  こんな調子です。   
「そろそろ そうりも そだいごみ」  「りょうしん りょうほう りすとらちゅう」 
なんていう風刺めいたものもありますが、悲壮感は、まるでありません。  
それらの言葉にぴったりの、おかしなイラストが付いてます。  
これがまた、センス抜群なのです。

<私のお気に入りは、「かびんに かくした かつおぶし」   
でっかい花瓶に、頭を突っ込んで、必死にそれを取ろうとする猫が描かれています。   
あなたもきっと、お気に入りが見つかるのでは?  
ぜひ、見つけて欲しいです。  そして、自分でも作ってみてはいかがですか?  

「あんがい あなたも あからさま」  

もっと、上手にできると思います。   
今、これを書いているとなりで、主人が錠剤を飲もうとしています。  
手のひらの指先に乗せて、もう片方の手で、ポンっと叩いて、飛ばして口へ・・・。  入りません。
結局あきらめて、スローモーションで口へ運んで、
最後は「シュバッ!」と音を立てて、口に吸い込みました(ご満悦)。
それでも、立派な大人です(41歳)。
少なくとも、私はそう思っています。     

<最後に、若者たちへのエールを!>

「 あなたは、あなたの個性を大事にしてください。」 

あなたの “好きなこと” が、力になると思います。  
私は、自分の一番好きな “雑貨” を仕事にしています。  
別の職業も経験しましたが、やっぱり “好き” が一番でした。天職です。  
仕事に限らなくても、“好き” は偉大です。  
自分の持つ、たくさんの “好き” に敏感になると良いと思います。

高橋 純子さんのプロフィール

junko.takahashi高橋 純子
雑貨店・flamant(フラマン)オーナー
アパレルデザイナー、遊べる本屋の店長などを経て、現在の雑貨店を営む。
オフィシャルサイト:雑貨flamantフラマン http://www.mariposa-f.com
フェアトレード雑貨・衣類、ロシア雑貨、地元の作家雑貨などを扱う。
一風変わった企画展や、個展を定期的に開催しています。