マックス・ルケード『たいせつな きみ』・派遣社員 市原裕子さんオススメ

おすすめ本 File 024
「20代の、自分には自慢できるものがないなぁ。。と思ってる人たち」へ

市原裕子

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「私には何もない」
ずっとね、今もね、思ってますよ。はい。
20代半ば。もう、カオスの真っ只中におりました。 人と自分を比べたり、何と闘ってるのかわからないのに、「負けるものか。」と突っ走ることしかしてませんでした。

大好きな本屋さんで、この絵本に出会った時、少し泣いたことを今でも思い出します。
「私には何もない」 それでも、私は大丈夫。

<だめじるしだらけのパンチネロ>
木の小人たちが住む街のお話です。
作りのキレイな小人や、才能のある小人には、金の星のシールを。 そうでない小人には、灰色のだめじるしシールを。
パンチネロの体には、だめじるしばかり。いつのまにか、居心地がよい同じような小人たちと毎日を過ごします。
そんなある日、どちらのシールもついてないルシアに出会います。 パンチネロは思いました。どうすれば、ルシアのようになれるのか。 ルシアは「毎日、エリに会いに行くのよ。」そうすれば、わかると。
エリは小人たちを作った彫刻家。パンチネロは、エリに会いに行くことを決めました。 エリの住む家へ行った、だめじるしだらけのパンチネロに、エリは優しく話しかけるのです。

<わたしも同じだから、オススメしたい。>
人と比べると、まったく才能らしいものもない。そう思ってました。
比べて落ち込んで、新しいことを初めても伸びない。なんて、毎度毎度です。
もうね、パンチネロは私なんですよ。
でも、そんな私もエリに出会ったんです。 「わたしはこれでいい。」 そう思うようになり、好きな事、興味がある事、楽しい事も涙が出るくらい苦しい事も、大切にして行きました。 それから、いろんなエリに出会うようになりました。 エリはね、いろんな所にいるんですね。 最近のエリの言葉を紹介。

エリ(高校時代からの友人)
「何もないって、言える君がすごいんだよ。だって、そんな風に自慢しない人、いないよ。」

エリ(友人の染色家)
「何もないって、言うのが、もう表現なんだよ。」

エリ(私)
「何もないってことは、何にでもなれるってこと。」

人と比べなくても、同じじゃなくても、いいんです。 それが、あなたが素敵な理由だから。 エリはどこにでもいて、ちゃんと見てくれてます。

<それでいいのです。だから、楽しくしよう。>
頑張るって言葉、実は好きじゃないんです。 なんか、息が詰まっちゃう。 頑張らなくていいと思う。
立ち止まる時も、人に会いたくない時もあるし、落ち込む時もある。 疲れて何にもしない事もよくある。
でも、ちょっとだけ気分が良い時は、魔法の言葉を使いましょう。

「〜しよう。」

市原裕子さんのプロフィール

024市原裕子
高校を卒業後、建築設計、美術品販売、事務、飲食店など、多くの職場を経験。現在は派遣社員として就労中。
最近、器用貧乏からフレキシブル担当へ昇格。自身のアンテナが反応するものは、とりあえず乗っかる。そんな中で出会った人たちを繋げたく、只今、イベントを企画中。

座右の銘
「これからの人生、今が一番若い。」