神田 昌典『2022―これから10年、活躍できる人の条件』・TIS株式会社 プリセールスエンジニア 伊藤 宏樹さんオススメ

おすすめ本 File 026
「20代の、社会人になりたての人、これから社会人になる人たち」へ

伊藤 宏樹

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この先、どう歩んでいけばいいのか。

僕も含めた若手の世代は、比較的レールの敷かれた中で、言われた通りのことをして、そこそこに結果を出せばよいとされてきました。故に、大きな目標を持つこともなく、ただ決められたことをこなしていればよい、そう感じて学生時代を送ってきた・送っている方は、今の20代少なくないと感じていますし、自分もそうです。
考え方、今の振る舞いをそのまま続けることはある意味非常に楽です。変化の痛みを伴わないので。
先を見て、自分で考えて切り開くなんて、とんでもないし、そもそもやり方すらもわからない。
誰か教えてくれなきゃ。

僕はそういった方々に向けて、今回の本を薦めたいです。

この本は、「ああしなさい」「こうしなさい」という話はほとんどありません。
今のままでいいのか、問題提起を投げかけてくれる本です。
主観が中心ではあるものの、著者なりに先を見通した結果を書いた上で、「このままでいいのか?」ということを読者に投げかけています。変わらなければ、生き残っていけないことを。
メソッド本を求めている人には全く適さないし、学術的な分析の結果を基にした自己啓発書とも違う。
あくまで、考える「きっかけ」を与える本です。
自分を磨くことを大切と感じている方々には、自己啓発書やメソッド本は非常に役に立つと感じています。
なぜなら、実践しようという意欲が既にあるから。そういう方々は、おそらく何を読んでも、そこから得られるものを模索し、糧にしようと考えます。一方で、「今を変えたくない」人が同じものを読んでも、モチベーションが違うので、「いい本だったね」で終わってしまう。結果何も変わらない。いくらありがたい話でも、何も響かないと思います。
皆さん、元々実践する意欲があったわけではないと思っています。けど、今意欲を持って取り組んでいるのは、「何か」きっかけがあったからに違いありません。きっかけがどんな形でやってくるかは、人によって違うと思いますが、この本がそのきっかけになればと、少しでも響いてくれればと願っています。

嫌でもこれから自分たち20代が世の中を担う状態になってきます。どうせなら、自分たちのやりやすい世の中にしたくないですか?(笑)
ぼくらはもっとわがままになってもいいんだと思います。もっとわがままになって、やりたいようにやる。
これ、きっと楽しいと思います。楽しい世の中を作る為に、今できることを一緒にやっていきましょう。

伊藤 宏樹さんのプロフィール

026伊藤 宏樹
TIS株式会社 プリセールスエンジニア
2009年大学卒業後、システム開発企業に就職。企画職、技術職、営業職など短期間に複数の業務を経験、現職。
プライベートでは手帳をテーマにした勉強会を主宰。無類の甘いもの好きで、よく甘いものを食べ ている。