井上雅彦『スラムダンク』・株式会社パソナ パソナキャリアカンパニー コーディネーター 星野祐子さんオススメ

おすすめ本 File 009
「20代の、少しつまづいて前を向くことが億劫になってしまっている人たち」へ

星野 祐子

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私の20代は、“経験からの自信”と“新しいことへの不安”の両方を持っている年代だったと記憶しています。自信を持っていたことで行き詰ってしまったり、新しく始めたことがうまくいかなかったり。 前を向くことや行動を起こすこと自体、「めんどくさーい」「なんにもしたくなーい」となってしまうこともありますよね。 そんな時、読んでほしいのが「スラムダンク」。

<どんなことについてかかれた本ですか?>

高校のバスケットボール部を舞台に繰り広げられる漫画。とても有名なので読んだことがある方も多いかもしれません。 不良少年だった桜木花道が、動機は不純ながら、全くの素人だったバスケットボールに、練習や仲間・監督・自称ライバルとの出逢いを通じ、面白さに目覚めのめりこんでいくというストーリー。

<20代の少しつまづいて前を向くことが億劫になってしまっている人たちへオススメする理由はなんですか?>

キャリア本でもなく、社会人が主役の話でもない『漫画』なのですが、心に響く内容です。
ルールも知らない未経験者が“無心”でツライ基礎練習に取り組んでいく様子や、さまざまな背景を持った登場人物と関わることで、バスケマンとしても人としても変化し、成長し続けていく花道の姿を是非見て・感じて頂きたいです。
もうひとつ。 スラムダンクには、たくさんの「名言」が出てきます。

最後まで希望を捨てちゃいかん。あきらめたら、そこで試合終了だよ。

下手くその上級者への道のりは、己が下手さを知りて一歩目。

『負けたことがある』というのが、いつか大きな財産になる。

練習は結果を出す。だから諦めてはいけない。挫折しても前を向くんだ。

断固たる決意が必要。

シーンは様々ですが、言葉のひとつひとつが、人生の様々なシーンにリンクします。 
つらい時、迷った時、少し疲れてしまった時など、何度でも読んでください。 目の前のことを一生懸命取り組むことで、少し先の未来が明るくなる。 それを信じて取り組むだけで、少し前の過去より今が明るくなるはず。 きっと『何か』が得られると思いますよ。

<ご自身にとってこの本はどんな本ですか?>

私にとってのバイブル本。 学生時代の部活から、就職活動時期の壁、社会に出てから悩んだ時、幾度となくこの本に、言葉に支えられています。
仕事でうまくいかないとき、原因を外に持って行きがちです。その方が楽だから。 でも、「芯から自分はやりきった!と言えるほど向き合ったのか」と振り返り、スタートラインにも立ててないことに気付かされました。 何度読み返しても、新しい気づきに出逢います。

<最後に、若者たちへのエールを!>

乗り越えられない壁はない。 壁を越えられなくても、壊す人もいれば、扉をつけて通る人もいます。その方法は人それぞれ。一人で向き合うことや努力すること、また戦うこと、比べることが必要な時もありますが、少し心が疲れてしまった時には周りに甘えてみてください。 違う世界が見えてくることもありますよ。

星野 祐子さんのプロフィール

hoshino

・お名前 ( 星野 祐子 )さん
・肩書き ( 株式会社パソナ パソナキャリアカンパニー コーディネーター ※CDA取得 )